目次
1.広告の特徴を理解する
楽天には、いくつかの広告があります。 「ディスプレイ広告」は、大型イベント広告など期間中に楽天市場のウェブサイトやアプリで、商品・画像等が掲載される広告です。 一方で、「運用型広告」は、クリックやクーポンの獲得などの成果に対して広告費が掛かるタイプです。
ディスプレイ広告 | 運用型広告 | |
---|---|---|
種別 |
掲載保証型 広告枠を決まった金額で購入 掲載期間が保証される広告 |
成果報酬型 クリックやクーポンの獲得・売上など 一定の成果に応じて報酬を支払う広告 |
広告 |
1. 大型イベント広告 2. シーズナル広告 3. ジャンル広告 4. ノンジャンル広告 |
1. 検索連動型広告(RPP) 2. 運用型クーポン広告 3. 効果保証型広告(CPA 広告) 4. ターゲティングディスプレイ広告(TDA) |
最近では、楽天市場「外」に広告バナーを表示させる TDA エクスパンションや、検索型の RPP エクスパンションを活用する事例が増えています。
これらを活用すると、楽天「外」のお客様にもアプローチができるため、楽天外からも新規顧客を獲得することも可能です。
楽天市場の広告は、目にする顧客や表示される場所・期間などの違いもありますが、課金方法も違ってきます。
その為、どのような目的で、いつのタイミングで活用するか、がポイントとなります。
・ 出稿目的を明確にする
・ 表示される場所、期間、課金方法を確認して、最適な選択をする
楽天ならではの広告の特徴をとらえ、目的に応じた適切な広告を選定することと、日々の検証・分析と改善が非常に大切になってきます。

2.出店間もないタイミングに始めたい広告とは?
そんな中で、まず楽天に出店して早期に試したい広告は、やはり検索連動型広告(RPP)だと思います。
検索連動型広告(RPP)とは、店舗様が RMS 上に登録されている商品から、自動的に選ばれた商品が楽天市場内外の媒体に配信される広告です。
掲載された商品がクリックされた場合にのみ広告費が発生するクリック課金型広告です。
楽天内で、特に自社名・自社ブランド名・自社商品名といった、いわゆる指名ワードの検索があった際は、基本的に自社に誘導し、潜在的な売上を確保していくことが第一優先と考えます。
少額から始める事が出来ますので、試しやすいという事もポイントです。
・検索している=興味を持っている・購入を考えているユーザーへアプローチできる
・広告の原稿作成や入稿が不要で簡単に始めることができる
・少額から始めることができ、予算も柔軟な設定が可能
逆に、枠を購入するタイプのディスプレイ広告は、ブランディングや認知度拡大につながりますが、固定費となる為、チャレンジする際は慎重な検討が必要です。
ディスプレイ広告の中でも TDA は、インプレッション課金で、最低購入金額も少額となる為、比較的試しやすいかと思われます。
このように、広告の検討には、課金方法や最低入稿金額といった費用に関するルールが重要な指標となります為、細かく確認していきましょう。

3.広告効果を最大化する事前準備
広告効果を最大化する為には、広告の遷移先ページの充実も必要です。例えば、商品ページであれば、商品説明の丁寧さ・わかりやすさはもちろん、レビューの質・量も大切なポイントです。
また、広告掲載期間と合わせて、キャンペーンを行う事も有効です。広告経由で初めて自社ショップへ来訪したお客様が、購入しやすいようなキャンペーンがあると、より購入率も高まります。
せっかくお金をかけて来訪してくれたお客様が全然購入につながらない場合、言うまでもなく、予算の無駄遣いになってしまいます。
広告経由で来訪してくれたお客様が、少しでも購入につながるような仕掛けをしっかりと準備し、広告の効果を最大化していきましょう。
4.実践への初めの一歩
食品、サプリメント、コスメなど、多数の業種がございますが、どの業種においても、基本的にはまずRPP とアフィリエイトの強化から実施することが多いです。
徐々にレビューを増やしてページ自体の質も上げながら、配信を拡大していきます。
その後、TDA を中心に少額から始められる認知拡大の広告を追加します。特に TDA では、一度店舗に来訪したお客様をセグメント設定(リターゲティング)もできる為、より効果が高いと思われる顧客に限定し、広告を配信します。
はじめから大きな費用を掛けるのではなく、売上に応じた販促費率の目安を決め、その範囲内で広告予算を作っていきます。
また、ほぼ毎日、その広告効果をチェックし、変化があればその要因を探って、早期に改善を図ることで、無駄な広告費を削減する運営を行います。
広告運用で大切なことは、開始前に目的と目標の設定を明確にしたうえで、効果を最大化する為の準備を行うことと、
日々の検証により、改善をこまめに繰り返す、これをひたすら愚直に繰り返していくことが大切です。
▼実績管理シート
本記事を参考にぜひ楽天市場の広告への一歩を踏み出してみてください!
※本コラムは、RMSサービススクエア参加企業様にご提供いただいた記事です。内容は各社、独自の知見に基づくものであり、楽天グループ株式会社としての公式見解を示すものではありません。
記事内容に関するご質問やお問い合わせは、直接企業様へお願いいたします。また、具体的な施策の実施にあたっては、担当ECコンサルタントまたは店舗運営Naviにて最新の情報をご確認ください。
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