専門家ボイス

受注管理システムで業務を「次のステージ」へ!出荷とバックオフィスをスマートに

公開日:2026.02.12

「受注処理がもう大変!」
「在庫管理がごちゃごちゃしてきちゃった…」

自社ECサイトや他のECモールなど、複数のECサイトを運営していると、このような課題に直面することは少なくありません。
そんな時に、これらの課題を解決し、店舗運営を効率化してくれるのが「受注管理システム(オーダーマネジメントシステム:略称OMS)」です。

もう怖くない!受注管理システムのはじめ方」という記事では、受注管理システムの基本的な役割や導入メリットについてご紹介しました。
「受注管理システムって何?」という基礎から知りたい方は、ぜひそちらの記事もあわせて読んでみてください。

「受注データをまとめるだけのために、わざわざシステムを入れる必要があるのかな?」
「他にも何かできることってあるの?」
もし、あなたがそう感じているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。

受注管理システムは、受注データを一つにまとめるという基本的な機能はもちろんのこと、他にもたくさんの便利な機能を持っています。
今回は、特に「複数倉庫での出荷」「バックオフィスシステムとのデータ連携」という2つのポイントに絞って、受注管理システムの具体的な活用術を深掘りしていきます。

受注管理システムを活用して、EC運営全体をもっと効率的に、もっと楽しくするヒントを見つけていただけると嬉しいです。

1.複数倉庫にも対応!受注管理システムで出荷業務を最適化

「受注管理システムって、複数のモールの受注を一つにまとめてくれるだけでしょう?」

実はそれだけではありません。受注管理システムは、受注データを集約した後の出荷作業を効率化してくれる、とても便利な機能を持っています。
例えば、ある店舗様が自社倉庫、温度管理ができる委託倉庫、そしてRSL(Rakuten Super Logistics)のようなフルフィルメントサービス(保管から梱包、発送までを一貫して代行するサービス)など、いくつかの倉庫を利用しているとします。

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自分たちで梱包・発送する商品や冷蔵商品、フルフィルメントサービスにお任せする商品がある場合、注文が入るたびに「これは自社倉庫から」「それは委託倉庫だね」「あれはフルフィルメントに任せよう」と、手動で判断してそれぞれに出荷指示を出すのは、かなりの手間がかかりますよね。

忙しい時期には判断を間違えたり、指示を出し忘れたりして、出荷が遅れたり間違った倉庫から送ってしまったりするリスクも考えられます。

ここで役立つのが、いくつかの受注管理システムに備わっている「商品ごとの出荷倉庫自動振り分け機能」です。
この機能は、注文が入った際に、事前に設定した条件(例:商品コード、温度帯など)に基づいて自動で最適な出荷倉庫を判別し、指示を出してくれる優れものです。

「この商品は自社倉庫から、その商品は委託倉庫から、あの商品はRSLから」といったルールを設定しておけば、受注管理システムが自動で振り分けてくれます。

手動での判断や指示出しの作業が減ることで、出荷業務はぐっと効率的になります。
さらに、365日毎日出荷している倉庫やフルフィルメントサービスと自動振り分け機能を組み合わせれば、休日の出荷も可能になるかもしれません。
これは出荷業務の効率化だけでなく、お客様へ商品をより早くお届けできるようになり、お客様満足度の向上にも貢献します。

受注管理システムは単なる受注集約にとどまらず、複雑な出荷業務をスマートにサポートし、店舗様の物流体制をもっと良くしてくれる力を持っているのです。


2.バックオフィス業務をスマートに!データ連携で経営効率アップ

「受注処理は楽になるかもしれないけど、結局、基幹システムへの入力は手作業でしょ?」
バックオフィス業務の効率化に疑問を感じている店舗様もいらっしゃるかもしれません。
ここでも受注管理システムは店舗様の期待に応えてくれます。

EC事業が成長して売上が増えてくると、店舗運営のバックオフィス業務、特に経理や会計処理にかかる負担はどんどん大きくなります。
楽天市場、他のECモール、自社ECサイトと、それぞれのモールから売上データをダウンロードして、それを集計し、さらに基幹システムや会計ソフトへ手で入力する作業は、時間も手間もかかります。
月末や決算期には、この作業に追われて他の大事な業務がおろそかになってしまう、なんて経験もあるのではないでしょうか?

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しかも、手作業での入力はどうしても間違いが起きやすいというリスクも伴います。

多くの受注管理システムは、売上データをCSVファイル形式で出力する機能や、API連携によって直接基幹システムへ連携する機能を持っています。
CSVファイル出力機能は多くの受注管理システムに標準で付いていることが多いので、これを使わない手はありません。

例えば、受注管理システムから期間を指定して売上データをCSV形式で出力し、それを店舗様の基幹システムや会計システムにインポートすることで、手入力の手間をグッと減らすことができます。
出力するデータの項目も、売上金額、手数料、送料、ポイント利用額、クーポン利用額、税区分、決済方法など、細かく設定できる受注管理システムが多くあります。

▼受注管理システムから出力できるデータ項目一例

  • 売上金額
  • 手数料
  • 送料
  • ポイント利用額
  • クーポン利用額
  • 税区分
  • 決済方法 など

これにより、各モールからのデータを個別に集計する手間が省け、一元的に管理された正確なデータを基幹システムにスムーズに連携できるようになります。
このデータ連携によって、経理業務が効率的になるのはもちろん、データの正確性が向上し、お店の経営状況をより分かりやすく把握できるようになります。
スピーディーで的確な経営判断ができ、店舗様のキャッシュフロー管理などにもメリットをもたらしてくれるはずです。
受注管理システムは、受注処理だけでなく、バックオフィス業務全般をもっとスマートにして、店舗運営と企業戦略を結びつける力を持っているのです。


3.知っておきたい!受注管理システムが持つその他の便利機能

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今回は受注管理システムの「多様な出荷体制への対応」と「バックオフィスシステムとのデータ連携」に焦点を当ててご紹介しましたが、多くの受注管理システムは、店舗運営をもっとスムーズにするための、さまざまな便利な機能を搭載しています。

いくつか代表的な機能をご紹介します。

機能 ポイント
顧客管理機能(CRM)

お客様の購入履歴や問い合わせ履歴、どんな商品をよく買うかといった情報を一つにまとめて管理できます。また、顧客情報の一致度合いで、異なるモールの注文でも同一人物と判断できる機能がある受注管理システムもあります。これによって、お客様一人ひとりに合わせた丁寧な対応ができたり、効果的なキャンペーンを考えたりするのに役立ちます。
商品管理機能

複数のモールで同じ商品を扱っている場合でも、商品情報を一元的に管理して、まとめて更新したり、モールごとに表示を変えたりすることができます。これで商品の登録や情報更新にかかる手間を減らせます。
メール自動送信機能

注文確認のメールや発送完了のメールなど、決まった内容のメールを自動で送ってくれる機能です。お客様への連絡が早くなるだけでなく、連絡漏れを防ぐこともできます。
分析・レポート機能

売上データはもちろん、商品ごとの売上、お客様一人あたりの購入額、リピートしてくれるお客様の割合など、さまざまなデータを集計して分析してくれます。これでお店の課題を見つけたり、次の戦略を立てたりするのに役立てることができます。
配送連携機能

主要な運送会社と連携して、送り状を自動で発行したり、追跡番号を自動で登録したりすることができます。これによって、出荷作業がさらにスムーズになります。

これらの機能は、受注管理システムの種類やプランによって少しずつ異なりますが、店舗様の業務内容に合わせて上手に活用することで、さまざまな角度からEC運営をもっと効率的に進めることができます。
受注管理システムは、店舗様の成長をサポートするための戦略的なツールとなり得ます。
ぜひこの機会に、受注管理システムの持つ多様な機能を知り、店舗様のEC運営に活かすことを検討してみてください!


4.まとめ:受注管理システムで、店舗運営を次のステージへ

今回のコラムでは、受注管理システムが持つ多様な機能の中から、特に「複数倉庫での出荷」「バックオフィスシステムとのデータ連携」に焦点を当てて解説しました。

複雑な出荷指示を自動化することで出荷業務の効率を劇的に向上させ、さらに売上データをスムーズに基幹システムと連携することで、バックオフィス業務の負担を大幅に軽減できることをご理解いただけたかと思います。

これらの機能は、単なる業務効率化に留まらず、店舗様が本来注力すべき「どうすればもっとお客様に喜んでもらえるか」「どうすればもっと売上を伸ばせるか」といった戦略的な業務に集中できる時間と環境を生み出します。

楽天市場の店舗運営は、効率的かつ質の高いサービス提供が成功の鍵です。

受注管理システムを賢く活用し、出荷業務とバックオフィス業務をスマートにすることで、あなたの店舗運営を次のステージへと導いてくれるはずです。
どんな受注管理システムがあるのか、ぜひRMSサービススクエアの情報をチェックしてみてください。

主な受注管理システムはこちらからご確認ください!
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